配当の季節ね。配当株を選ぶうえでのポイントを知りたいわ
配当銘柄にもメリットデメリットがあることを理解して投資しよう。
目次
配当の季節
今回は配当の季節ということで配当金について解説したいと思います。
よく「配当金だけで生活」とかFIREされた方が語っていますよね。配当金ってそもそも何?どういった企業で何したらもらえるの?という話を日本、米国をまたいでやりたいと思います。
配当金とは?
まず配当金とは株主に分配される現金配当のことを指します。
株主は会社の持ち主です。会社への出資との代わりに株をもらいます。その株の持分に応じて利益の還元を受けることができるんです。つまり配当金とはどこから出てくるかというともともとは会社の余った利益なわけです。なのでもちろんすべての会社で配当を出しているわけではありません。会社の方針で配当を出さずに余った利益をフルに次の事業投資に回しますというところも存在します。
さて、配当を出すという企業はだいたい年1回の本決算または中間決算も入れて年2回払う会社が多いです。3月末決算ならば、通常はその2~3ヶ月後に受け取ることができます。
自分の持っている銘柄の配当がどれくらいか知っておくべきね
配当を見るための指標
配当を受け取るうえで重要な指標を2つを挙げます。
①配当利回り
配当利回りとは株価に対して1株当たりの配当金が多いか少ないかを知るための指標です。
簡単に言えば投資資金に対して何パーセントの配当が入ってくるかということですね。
100万円でAという株を買ったときに4万円を配当でもらえる株だった場合、Aの配当利回りは4%ということになります。これはイメージしやすいでしょう。
②配当性向
配当性向とは企業が稼いだ利益の何%を株主に「配当金」として分配するかを示す指標です。計算式は配当金を当期純利益で割った値となります。企業によってどういう違いがあるかというとたとえばベンチャーなんかは配当に回すくらいならどんどん事業に投資していって成長しようとしますし、成熟した企業なら配当を十分に出せるため配当性向が高かったりします。
配当利回りの方がイメージ付きやすいね
権利確定日
配当を受け取りたい!となってもただ株を買って持っていてももらえるわけではありません。
「ある日」に株を持っていたらいいのです。
その「ある日」のことを権利確定日といいます。この権利確定日に株を持っていると配当金をもらえるわけですね。
3月末日が決算の銘柄は、権利確定日が3月31日です。
一般的に株は持っていることになるまでに買ってから2営業日が必要です。
そのため3月31日に株を保有している状態にするためには3月29日までに株をポチる必要があるのです。この3月29日を権利付き最終日といいます。
また間の3月30日には売っても反映されるのが4月1日のため売る人が増えます。
これを権利落ち日というのです。
この権利確定日、権利落ち日、権利付き最終日は知っていて損はありません。なので3月決算の銘柄はこの権利付き最終日まで上昇する傾向があります。また3月決算の企業が多いため、日経平均も上昇する傾向があるのです。
難しいけれど権利付き最終日に株を買えたらあとは一年間持っていなくてもいいのね
配当の一般的な話
さてここで配当の基礎がわかったところで配当金の狙いどころを紹介。
例えば日本と米国株の配当金の違いって何かあるのでしょうか?そもそも米国株は会社は株主のものという意識が強いため日本の会社よりも配当利回りが高い傾向があります。
日本企業はその代わり株主優待で還元しているところが多いですね。
米国株の配当委は年に4回(日本は一般的に年2回)と多いのも特徴です。
また増配といって配当を増やしている会社も多く、中には50年以上も増配をしている企業もあるのです。東証一部上場企業全体の配当利回りが約1.9%なのに比べて米国では2~4%くらいのイメージです。
高配当銘柄
いよいよ今日本や米国で人気の高配当銘柄を少し紹介していきます。最近人気のトレンドを挙げていくだけな上キャピタルゲインで損失を出さないように長―く持っておけるようなもとを厳選します。
日本郵船(配当利回り9.68%)
今期はコロナの影響もあってか船舶銘柄がとても順調です。どこも増収増益を続けてますし、今後もロシア制裁や世界情勢の勢いを受けて商船三井(配当利回り9.15%)なんかと人気ですね。こういったサイトからも調べられるのでお勧めです。
https://nikkeiyosoku.com/stock/ranking_hd/
米国株でいうとAT&Tなどでしょうか。配当利回りは7%で米国の通信業持ち株会社です。米国株の特徴は日本と違って1株から買うことができるので非常に安価です。数千円から投資できる魅力があります。日本のJTもそうですがたばこ産業の大御所は配当利回りが高いのかフィリップモリスインターナショナルなんかも配当利回りは5.25%です。
日本の商社銘柄も狙いどころだ
個別銘柄が決められない方へ
とはいえどの個別銘柄にしようなんてきめられないという方に便利なのがETFです。ETFはいろいろな銘柄のセットですね。特に今後利上げや制裁による株価低迷が心配されるとこういった安定的にもらえる配当銘柄は人気が出てきます。
一つ注意点は最初にあげた通り、配当金は会社の利益の一部から出てきますから、配当金が高いということは会社の成長が限定されているということも多々ある点です。さてそこを認識したうえで高配当銘柄ETFをみていきましょう。
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数 連動所型上場投信(1489)これで分配金利回りは3.75%です。
他にもダイワ上場投信TOPIX高配当40指数が分配金利回り3.40%
ですね。
さて米国株の方を見ていきましょう。
SPDRポートフォリオS&P500高配当株式で4.79%あとはiシェアーズコア米国高配当株ETFが3.70%くらいでしょうか。
補足としては米国株は配当金も売買益も税金が多めにかかってしまいます。
そう考えるとETFで配当金だけもらおうと思えば日本のETFの方がいいかもしれません。もちろん米国企業の方が成長性が高いため税金の分を考えても米国の成長性に賭けたいということであれば米国高配当もありですね。
わたしはアメリカの高配当ETFをもちながら安定した日本株の安値を拾っていくわ
まとめ
さていかがだったでしょうか。いろいろあって迷ってしまいますよね。そういう時には少額でも全部買ってみるというのが個人的なおすすめです。やってみて最後は自分に合うものを絞っていく。結局経験するのが一番学習できるんですよね。
もし他に困ったことありましたらなんなりと聞いてください。
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