「少ない力で大きなものを動かす」てこの原理。
この原理を金融の方でも利用した「少ない資金で大きなお金を動かす」ことを「レバレッジをかける」といいます。
株、為替、不動産、これらを用いることにより大きく利益を出せるのです。
たとえば今100万円しか資金がなくてもそれを20倍のレバレッジをかけることによって2000万円の元手で投資ができるようになるのです。いわば証券会社から資金を借りて投資している状態ですね。
仮にその投資商品が5%上がった場合
本来100万円の投資なら5%なので5万円が利益になりますが、
レバレッジをかけて2000万円を運用している場合100万円が利益になります。
100万円しか使っていないのに倍に資産を増やせるわけです。
一番身近なのは不動産ではないでしょうか。
不動産を買うときに一括現金で買う人は少ないと思います。頭金500万円にレバレッジをかけて5000万円で家を買ったりなんかしますよね。10倍のレバレッジをかけています。
ここで重要なのがデメリットをしっかり理解しておくことです。
利益が何倍にもなるということは損失も何倍にもなります。そして損失を受けた場合元の水準まで戻すのにとても時間がかかります。
仮に100万円の投資商品で10%損失を食らい、90万円になってしまったとしましょう。では90万円を100万円に戻すのに10%の運用をしたらいいのでしょうか?
90万円×10%=9万円なので合計99万円になります。
そうなんです。10%損失を被った場合、もとの水準に戻すのに10%以上利益を上げなければならないのです。
レバレッジは大きく稼げる反面、大きく失うリスクもあります。
自分の投資先がそのレバレッジをかけて挑戦していいものなのかしっかり見極められる目を養うことが重要です。
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