主要指数一週間の動き
利上げ観測が止まずどこの国も大幅下落中。最も下落したのは香港株、唯一プラスだったのが上海総合指数です。週足で見ると長ーい間機能していたトレンドラインで反発をしており、ここを起点にして今後上がるかが焦点になってきます。逆に突き抜けた場合はとことん落ちるでしょう。
S&P500は5%以上の下落の結果下値を更新。どうやら底打ち説はリセットされたみたいですね。
そんな中NASDAQの方は5月付近の底値を起点にして上昇。日々の振れ幅は大きいものの年初来の下値は更新してない状態です。
JPモルガンのCEOやIMFのディレクターはリセッションを予想しております。さらにここから20%以上の株価下落がありうると先日声明を出しました。
「世界経済はとてもストレスな状況にある」
今後物価指数の上振れが起きれば→金利上がる→株下がるというロジックになるでしょう。
ただ長期投資の方にとってはこれほど絶好の投資機会はないでしょう。下記はゴールドマンが出してるレポートで、過去に高値から25%以上下落した年のその後1年、3年、5年、10年のリターンを表示しています。
少なくとも今初めて3年待てば確実にプラスになるというデータです。平均でも1年で+27%ですから株に突っ込むにはいいタイミングですね。徐々に分散して入れましょう。
米国債利回りカーブ
先週は雇用統計でしたが失業率の予想が3.7%に対して結果は3.5%。非農業部門雇用者数変化は25万人という予想を超えて26.3万人と全体的に良い数字でした。
結果さらに利上げ観測が強まり、金利は上昇。ドルもつられて大幅に上昇という流れになりました。
こちらもゴールドマンのレポートですがS&P500企業の配当が10年債利回りより大きい割合です。
10年債利回りが3.8%を超えた。
つまりS&P500の20%の企業およそ100社の配当が既に10年債利回りより低いということです。リスクをとって価格変動がある株を買わずとも債券買えばいいじゃんとなるわけですね。
為替一週間の動き、ドルの勢い止まらず
金利上昇をもろに食らってドルが大幅上昇。
もちろん相対的に弱い円は介入のうわさもたちながらもずるずると突破。ただいまドル円が146円という状況です。
一度三角持ち合いを形成してその後のブレイク。
1998年の高値が147円後半だったため、切りよく148円を予想しているがここまで来ると利上げの勢いは止まりそうにないですしまだまだ伸びそうな勢いです。
コモディティの動き
コモディティ関連は砂糖が上位。原油が減産報道により先週から引き続き伸びは鈍化したものの依然として大きく伸びています。コーンや小麦などがプラス圏で推移していることから食料品関連が上昇しています。
ウクライナロシア問題も収束は見えず、ニュースの度に食料品に影響受けているように見えますね。
さて、先日から何回かご紹介している牛のチャート。今年も稼ぎ時がやってまいりました。例年8月の後半から上昇する傾向があり、今年も漏れなく上昇しております。
以前こちらリサーチしたところたしか年末のパーティに向かって需要が増えるので牛の価格が上昇するそうです。しかも今年は食料品は全体的に上がっておりその波に乗っていけるのはなかなかありな戦略だと思います。
図は生牛の価格を表示したもので青線が8月です。毎年ここから年末にかけて上がっているのがわかりますね。
買いたいという方はIG証券から買えます。
新しいGOTOと日本の旅客銘柄
今週から始まりました、全国旅行支援。以前あったGOTOの進化版でとてもお得に旅ができる仕様になっております。
1人1泊最大11,000円補助、旅行代金の最大40%割引ということでさっそく予約してみようと思います。
さて旅行支援を紹介したいわけではありません。これ関連でもちろん株が買われているという話です。
図は8月からの各社の株価ですがどれも10%越えの上昇です。特にJALはやはり外国人投資家からも目に付くのでしょうか、10月(青縦線)に入ってからも8%近く伸びていますね。
今後旅行支援が終わるまで旅客、ホテル、観光系の株価は要チェックです。
各社興味深い資料集
フィデリティの今後の金利予想。ドットチャートからの今後の金利水準、これでみると2023年の中盤まで利上げは続きそう…
年始からの各資産パフォーマンス。コモディティインデックス、原油、ドルが上昇。それにつられてか資源国のラテンアメリカの株価が上昇している。
日本のトピックスも割といい水準。
最近見た面白い映画です。詳しくはスペースで解説。
なつかしいゲームストップ株も載せておきます。
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